皆さんこんにちは!WriterityのGotaです!今回は、北マケドニアから行き当たりばったり旅行で気づいたらギリシャにいたよっていうお話です!
目次
コソボに行けない?!
4/22~4/25はイースターということで北マケドニアでは祝日になる。ということは?!そう僕の休みでもあるのだ!せっかくだからどこかに行こうかなーと考えていたところ、ヒデさんにコソボのことについて教えてもらった。
調べてみるとバスと電車でいけるということでコソボに行くことに決めた。コソボへの行き方としては、まずオフリドから首都スコピエまで行く。スコピエからは、ナショナルレールでコソボの首都であるプリシュティナまで行くことができる。
当日まずは、オフリドからスコピエまで行くために、オフリドのバスステーションに向かった。オフィスからオフリドバスステーションまでは、歩いて35分ほどだ。オフリドバスステーションからスコピエ行きのチケットを買い、向かった。ちなみにバスのチケットは630den(バス会社によって異なる)なので日本円でだいたい1400円くらいだ。(日本の円安で今は少し上がっている気がする)
オフリドからスコピエまではバスで三時間くらいで行くことができる。スコピエのバスステーションからナショナルレールの駅はすぐ上にあるので一瞬だ。チケットはホームに行く階段のすぐ下にあるチケット売り場へ行き、すぐに買うことができる。
僕はそこで、コソボのプリシュティナまで行きたいんだけどといった。しかし返ってきた答えは僕が予期していたものではなかった。「ナショナルレールはコロナでやってないよ」と言われたのだ。なんとオフリドからスコピエに到着して3秒ほどで目的地を失った。どうしよう、せっかく3時間もかけてここまで来て、目的地をなくしてしまった。とりあえず、お腹が減っていたのでお店に入って腹ごしらえをしながらどうするかを考えることにした。ケバブを一つ一つ口に運びながらどこに行こうかなといろいろ調べていたら、一つバスで行けるところがあった。
ギリシャ第二の都市テッサロニキだ。バスに乗り4時間ほどでいけるらしい。あいにく一日に1本しかなかったので、その日のバスは終わっていたのだが、次の日の8時30分発のバスがある。よしこれに乗ろう!と決めて、その日に泊まる、スコピエのホステルに荷物を置き、バスのチケットをその日に買いに行った。
バスのチケットは片道30ユーロだ。(後で聞いた話だが、ヒデさんが3年くらい前に行ったときは1000den=2000円くらいで行けたらしい)
From Skopje to Thessaloniki
翌日、朝8時30分発のバスに乗りギリシャのテッサロニキへと向かった。テッサロニキまでは4時間ほどだ。距離にして237kmほどである。陸路で国境を超えるのはマレーシアからシンガポールに行くとき以来で、その時国境付近でバスにおいてかれるという苦い思い出があったので少し心配だった。しかもバスの運転手は英語が全く使えなかったので何を言っているの全然わからなかった。だが、今回は入国審査がかなりスムーズで、なぜかワクチン接種証明もいらなかったのですぐに終わらせることができた。
これで晴れて、ギリシャに入国することができた。入国してからテッサロニキのバスステーションまでは2時間ほどで着いた。 途中休憩もしてくれるので今回はかなり快適な旅だった。
何も知らないけどとりあえず観光
さあ、テッサロニキのバスステーションについたわけだが、何があるのかもわからない、今日泊まる宿もまだない。どうしようかと思いながらも、やっぱりとりあえず観光をしたいなと思い。まずは近くにあったカフェに入りインターネットをゲットし情報の収集だ。インターネットを使えるようになるだけで本当に安心感が全然違う。
まずは外でもデータ通信を使えるように、北マケドニアで使っていたsimをバルカン半島で使えるように設定して観光地を調べて出発!バスステーションからテッサロニキの中心部までは歩いて30分ほどだ。
僕は歩きながら街並みを見たかったので徒歩で行くことを選んだが、荷物が多かったり歩くのが嫌いな人もいると思う。そういう人はバスが出ているのでバスに乗って中心部まで行くことができる。
まず一番最初に向かったのはやっぱり海。ギリシャのエーゲ海はめちゃくちゃきれいで有名だが、テッサロニキから見る海はきれいなのか気になったので海に向かった 。
うーんどうだろうか、きれいではあるのだが透明感的なものはあまりなかった。江の島の海とあまり変わらないんじゃないかなと思ったのが正直なところだ笑
てことはもしかしたら江の島もエーゲ海並みのポテンシャルを持っているのかもしれない笑
そんなことを考えながら海沿いを歩いてホワイトタワーに向かった。ホワイトというくらいなのだから真っ白なのかなというのを想像していったが見てみるとなんとびっくり、”白じゃねーじゃん”と思わず言いたくなるくらい茶色い建物だった笑
ちなみに後で調べてみるとテッサロニキが、ギリシャ領になった時に搭が改修され、白さを取り戻したため、ホワイトタワーと呼ばれているらしい。いずれにしろ特に白くはなかったのが印象的だ笑
ホワイトタワーの周りは公園になっているので公園の木陰で少し休みながら今日の宿とほかに行くべきところを探していった。 そして次なる目的地は、がレリウスの凱旋門というものや、ロトンダという建物、そして、世界遺産に登録されている、アギオス・ディミトリオス聖堂などにいった。
そして本日の宿は、丘の上の方にある、ホステルに泊まることにした。丘の上の方にあるので歩いていくとかなり疲れると思うが、いい運動になるので運動不足の人はぜひ歩いて行ってもらえるといいと思う。予約も何もしていないので、こんなにたくさんあるいて一生懸命坂を上ってきたのにベットがなかったらどうしようと思いながらもようやくホステルに到着した。
今日ここで泊まれる?と聞くと予約してる?と言われたのでしてないというと確認するからちょっと待っててといわれた。かなりの坂を上ってきて汗をかいていたので水を飲ましてくれた。リビングの雰囲気も最高だし、外のバルコニーにはお酒を飲めそうなところもあるし最高そうなホステルだった。確認をおえた受付のお兄ちゃんが今日1日だったら寝れるよと言われて。すぐにここで泊まらせてくださいという風に伝えた。
前日の昼から何も食べておらず、もう24時間以上ご飯を食べてないのでさすがにお腹がすいてしまっていた。なので、荷物を置いてすぐにご飯を食べられるところを探しに行った。
俺はこのためにギリシャに来た
夜ご飯を探していると、ある建物の屋上からにぎやかな声が聞こえてくる。レストランだと思い、つられて屋上に足を運んでみると、そこはなんとバーだった。しかもめちゃくちゃ景色がきれいで、テッサロニキの街並みと海が一望できるめちゃくちゃ景色のいいバーだった。これはすごいと思い。中に入り、白ワインを注文した。
これは自分の人生の中で間違いなく非日常だ。こんな景色のいいところで夕日と海ときれいなギリシャの街並みを見ながらゆっくり白ワインをたしなむ。僕は神奈川出身で横浜にある野毛の汚い居酒屋で飲んでいたのがとても懐かしくなる笑
こんなのは完全に俺の人生ではないと思いながらもギリシャ来て本当によかったなと、俺はこの景色を見るためにここに来たのだなと感じた。
完全にすきっ腹に白ワインですぐにでも酔いが回りそうだった。
白ワインをたしなんだ後は、いよいよおなかがすきそうで死にそうなので、ご飯が食べれるレストランを探しに行った。ちょうどよさげなレストランを見つけたのですぐに入って、ニョッキという食べ物とまたまた白ワインを注文をした。ごはんを食べてホステルに戻った。今日は移動と観光といろいろあって疲れたがかなり充実していた。夜はホステルに来ていた、アイルランド人の男の人とドイツから来た女性二人組とホステルの受付の兄ちゃんと5人で少しおしゃべりをしてから眠りについた。
ギリシャの伝統スープとハイキング!
翌日は、いろいろあって会うことができた現地のギリシャ人とハイキングに行くことになった。ハイキングに行って途中ギリシャの人がイースターを過ごすときに家族で食べるというスープを作って持ってきてくれて一緒に食べた。スープの名前は忘れてしまったが、ヤギと羊の腸の肉を細かく刻んで入れ、あとは香りづけに何かの葉っぱが入ったスープだった。
現地の人曰く、あまりみんなこのスープが好きではないらしい。僕的には、普通においしく、たくさん飲ましてもらった。このスープは、普通のお店などでは見ることはできない完全な家庭料理なのでこれを飲むことができてとてもいい経験をすることができた。本当に感謝している。
ハイキングから帰ってきた後は、僕がPAOKのスタジアムに行きたいといったので、連れて行ってくれた。PAOKは、1年くらい前まであの香川真司が半年だけ所属していたクラブでギリシャの強豪だ。
イースターが嫌いになりそうです。
観光をほとんど終え、やることもなくなったのでもう帰ろうと思い、携帯でバスの時間を調べて次の日にバスステーションに向かった。バスステーションにいってスコピエまでのバスのチケットをバス会社のチケットオフィスに買いに行ったところ、チケットオフィスがやっていない!
なんとイースターでチケットカウンターがやっていなかったのだ。
なんてこった。1日に一本しかないバスのチケットを買うことができない。ということはつまり、今日はもう帰れないということだ。最悪だ。明日からまたオフィスで仕事があるのに帰ることができない。もう一泊の延長が決定した瞬間だった。本当にイースターが嫌いになりそうな瞬間だった。ただもう終わってしまったことはしょうがないので明日のチケットカウンターのビジネスアワーの確認をし、今日泊まるところを探すことにした。
幸いすぐに今日泊まることができるホテルをすぐに探すことができたので、ホテルのチェックインを済ませ、夜ご飯を食べて就寝した。
最後に…
翌日、無事チケットを購入しテッサロニキを後にした。帰りは同じ道を通って帰るのでほとんど同じ時間だ。入国も出国も無事に済ませ何事もなくスコピエについた。
スコピエのバスステーションで次のオフリド行は何時か聞くと19時30分発があったのでそのチケットを買い、乗換時間40分くらいでスムーズにオフリドまで帰ってくることができた。
15時30分にテッサロニキを出発して22時30分にオフリドに到着したので合計7時間ほどの旅路だった。
今回は、もともとコソボに行く予定だったのに気づいたらギリシャのテッサロニキというところを旅行していた。本当に行き当たりばったりだったが、いい経験ができ、思い出に残る印象的な国だった。また、機会があれば行きたいと思う。 皆さんもギリシャに訪れた際はアテネやサントリーニ島だけではなく、ぜひテッサロニキにも足を運んでみてはいかかだろうか?
では!