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アルバニアとは
お久しぶりです。Yumaです。
今回は週末の二日間を使ってアルバニアの首都ティラナに弾丸旅行をしてきたのでその様子を紹介していきたいと思います。
99パーセントの日本人が訪れない国と言われているアルバニア。どんな国なのかと疑問に思う方が大半だと思うので先に紹介します。
アルバニアはバルカン半島南西部に位置しておりアドリア海を挟んだイタリア半島の対岸に位置しています。
大陸側ではコソボ、北マケドニア、モンテネグロと国境を接しています。
アルバニアの歴史は非常に古く、その起源は古代イリリア人まで遡ると言われている。
現在のアルバニアの領土はローマ帝国、ビザンツ帝国、セルビア帝国、オスマン・トルコなどの支配を受けており、アルバニアが実際に独立を勝ち取ったのは15世紀半ばだとされています。
第二次世界大戦後、ソ連の影響を受け社会主義国になるも中国との関係を深めて支援を受けることに。
その後他国からの援助、また貿易を一切禁止した孤立政策を実施し鎖国状態になるも国際情勢の変化や経済の停滞を理由に1985年に鎖国政策を停止。
1991年から市場経済を導入し主に軽工業品や繊維製品などを輸出しています。
このように他の東ヨーロッパとはまた違った歴史を歩んできたアルバニアですが観光業には非常に力を入れている国なので紹介していきたいと思います。
オフリドからアルバニアまでの旅路
オフリドからはアルバニアの首都ティラナへのバスがあるので、チケットをネットで予約し
(片道17ユーロくらいでした。)バス停へ向かいました。
チケットの予約サイト:https://global.flixbus.com/
バス停の場所:https://goo.gl/maps/BZmGeM5fKkpzAa6u7
朝の8時だったので、近くのベイカリーで朝ご飯を買いバスに乗り込みました。
バスは日本にあるような長距離バスではなく、20人くらいが入るようなかなり小型のバンのようなものです。
広さや座り心地は申し分ないのですが、窓を開けることができず、エアコンもないので日中の車内は灼熱でした。持参の水分がないと熱中症になってしまいそうでした。
さらに山道が多くものすごく揺れるので、車酔いが激しい人などは酔い止め薬を飲んだり、前の方の席に座ったりすることをおすすめします。
オフリドからパスポートチェックの時間も含めて3時間くらいで首都ティラナに着きました。
到着したバス停は市内の中心地に非常に近く、ホステルへも歩いて20分ほどで着いたのでアクセスはよかったです。
今回僕はZig Zag Hostelと言うところに泊まりました。一泊9ユーロ(1000円程度)で朝ご飯付きの格安ホステルでしたが、オーナーのアルバニア人の女性の方やタイの従業員の方々がめちゃくちゃ優しく実家のような温かみのあるホステルでした。
タイの従業員の方はなんと日本に何度も訪れたことのある親日家で、基本的な日常会話でしたら十分に話せる方でした。
Zig zag Hostel:https://goo.gl/maps/KJRV8i8ih2o2v71G9
庭にカラフルなソファーが置いてあり、夜にはホステルに泊まっていた他の旅行者とお酒を飲みながら旅の感想などについて語り合いました。
多くの方はバックパッカーでバルカン半島の国々を旅して回っており、ものすごく面白い話を聞けました。
その日は水曜日だったのですが、8人くらいの宿泊者がおり、ワイワイしていました。
アルバニア、ティラナの街並み
先ほども申したようにアルバニアは経済的には十分に発展しておらず、首都ティラナも他のヨーロッパの国と比べても見劣りしてしまうのは否定できません。
しかし、首都ティラナのビルは国の観光業促進政策の一環でカラフルなピンクや黄色などに塗られており、街並みは非常に綺麗です。
また、中心地にも多くの木々や公園を見ることができ、都市と自然が調和しあった心地の良い街になっています。
有名な観光地としては、街の中心地に位置するスカンデルベグ広場や国立歴史博物、Bunk’Art 2と言われる核戦争を想定して作られた防空壕を博物館に改装した物が有名です。
またオスマン・トルコなどのイスラム教勢力に支配されていた時代に建てられたモスク風の建物が多く見られますが、それらのほとんどは現在キリスト教の寺院として改装されており、違和感があるような建物が多いイメージでした。
そんなティラナで特におすすめしたいスポットはティラナ城塞跡です。名前だけ聞くと歴史的な建物の観光地に聞こえますが、実はお洒落なショッピングセンターに改装されておりレストランやお土産ショップが立ち並んでいます。
またブロック地区というエリアではお昼はおしゃれなカフェに、夜はおしゃれなバーにと昼と夜で全く街並みが変わる地域があります。
どのお店もそれぞれのテーマに沿った内装をしており、漁船をモチーフにしたシーフードレストランやアジアの仏教をモチーフにしたバーなど個性的なお店を見つけることができます。
アルバニア料理
アルバニア料理は他のバルカン半島の国々と同じようにオスマン・トルコの影響を強く受けており、オリーブオイルやフェタチーズ、トマトなどの野菜が多く使われています。
肉を串焼きにしたシシケバブという中東風のお肉料理や、タスチェバプという牛肉をブイヨンスープでよく煮込んだアルバニア風のビーフシチューなどが有名です。
またアルバニアはアドリア海を挟んでイタリアの対岸に位置しているのでイタリア料理の影響を強く受けています。トマトとチーズをふんだんに使ったピザや、エビやイカなどを使ったシーフードパスタなどが食べられています。
アドリア海の海の幸を比較的安い値段で楽しむことができるのでかなりお得です。
またアルバニアではパスタだけでなくお米も多く食べられています。
先ほど紹介したアルバニア風のビーフシチュー:タスチェバプなどはお米と一緒に提供されることが多いです。他にも様々な料理にお米が使われているのでお米好きの日本人にはおすすめです。
僕は先ほど紹介したティラナ城塞跡にあるイタリアンレストランでシーフードパスタを食べました。ラヴィオリという袋状になっているパスタで、中には白身魚のすり身が入っており濃厚な蟹クリームソースとの相性が抜群でした。
新鮮なイカやエビも一緒に堪能できたので十分に満足しました。市内にあるかなりランクの高いレストランでしたが1000円程度で食べることができたので日本と比べるとかなり安かったです。
余談ですがアルバニアではラキと言うウォッカのようなリキュールが非常に有名です。
お客さんなどにおもてなしの一環としてショットを勧めることも多いです。
僕が泊まっていたホステルの女将さんから到着時に一杯勧められました。
絶対に飲まなくてはいけないと言うわけではないですが、お酒が強い方は文化を尊重して好意を受け取ってみて下さい。
最後に
休日を利用してアルバニアと言う、ヨーロッパの中でもかなりマイナーな国に旅行に行ってきました。日本にいると名前すら聞くことのない馴染みのない国ですが、驚かされることが多く楽しめました。
北マケドニアで暮らしているからこそ実現できた旅行なので、貴重な体験ができたと思っています。
日本にいる方はアルバニアに旅行するのは難しいかもしれませんが、もし東ヨーロッパを旅行する機会がありましたらぜひ立ち寄ってみてください。
他のヨーロッパ諸国とはまた違った街並み、文化に驚かされると思います。
それでは今回はこの辺で失礼します。