こんにちは!WriterityのGotaです。 休日の夕方に世界遺産オフリド湖に釣りをしに行ってみました!
目次
まずは、道具探しから!
北マケドニアには、オフリド湖という大きな湖がある。もちろん大きな湖には絶対に魚がいるはずで、街中を歩いていると釣り人が、湖のほとりや湖につながる川のほとりで釣竿を振っている人をよく見かける。僕自身、神奈川県生まれでギリギリ趣味は釣りですと言えるくらいには友人とよく釣りをしに行っていた。
そこで今回は、世界遺産のオフリド湖で釣りをしてみることにした。まずは魚を釣るための道具を集めるところから始まる。何回か、釣り具のお店があるという話を聞いていたが、自分は見たことがなくどこに何があるのかが分からない。なのでまずは、地元生まれ地元育ちの何でも知っている(はず笑) アレクさんに聞いてみることにした。
近くにお店は二つあるらしい。地図を書いてもらい、行き方を説明してもらっていたところ、釣竿とリールが階段下の物置小屋にあるよということを言っていた。それを調べに行ってみたところ確かに小さめの竿とリール、浮きがついていた。おまけに針もついていた(しかも、自分が釣ろうとしていた魚の大きさにちょうど合うくらいの大きさだ)これなら、あとは餌をもってポイントに行くだけだ。
釣り場を求めて
道具を手にした後は、餌を持っていくだけだ!いつも湖の近くを歩いているときに釣りをしている人を見るとコーン缶に入った何かを餌にしている人を見かける。つい最近ではパンを餌にして釣りをしている人も見かけた。
基本的に、どの餌が一番釣れるのかは地元で実際に釣りをしている人が一番よく知っている。なので初めての分からないところで釣りを行う場合はまず、真似をするのが一番だ。しかし、当日は日曜日で残念ながらほとんどのお店はやっておらず、間違いなく釣具屋は絶対にやっていない。仕方がなくオフィスに残っていたパンをとりあえずポケットにぶち込んで釣りに向かうことにした。
今回向かうポイントは2つだ。一つは、カネオ教会という有名な教会を下に降りていき、ちょうどオフリドの中心部へとつながる湖の上にある橋。もう一つは、中心部から少し離れたところにある湖につながっている川。この2つを目指していく。ヒデさんに電動キックボードを借りていくことにした。一つ目のポイントまでは、電動キックボードで10分くらいだが、道の最後の方がデコボコで電動キックボードを降りて押さなければならない。全部で20分ほどかかってしまったが何とか到着することができた。
ここは、観光客もよく通る場所で、日曜日だったのでなおさら観光客が行き来しており、にぎわっていた。しかし、釣り人にとってそんなことは関係ない。前にここを通った時に釣りをしていた人が何人かいたのでここは釣れるポイントに違いないと思い、ここに来た。まずは、ポケットからパンを出し、ちぎって小さく丸めて湖に投げ入れた。すぐ下にはたくさんの魚影が見えているのであとはこのパンに反応するのかを見るだけだ。
パンを投げ入れると見事にたくさんの魚が反応し、食べている。これはいけるなと思い、さっそく釣り竿を準備し、パンをちぎって丸めて針につけて釣り開始だ!水面下にはたくさんの小さい魚がいるが、その下には何匹か大きめの魚影も見える。こいつらを狙いたい。しかし、餌を入れるとまず小さい魚がたくさん寄ってきてパンをつついてしまい、餌がすぐに針から取れてしまう。もともと乾燥してるパンをちぎって小さくして丸めているので耐久力がなくすぐにだめになってしまうのでかなり難しい。
あきらめずに何回か挑戦したがここでは釣れなかった。すぐ近くで釣りをしていた地元の人がいたので、少し話をしてみた。
彼は、かなりの数を釣っていて、餌はじゃりめ(水中ミミズみたいなもの)みたいなやつを使っていた。日本で釣りをしていた時によく自分も使っていたえさだ。どこで手にいれるのかは教えてくれなかったが彼はかなりの数を釣っていたので次はあいつを手に入れて釣りに挑戦したい。
地元の釣り師に弟子入り
一つ目のポイントは全然つれなかったが、とりあえずもう一つのポイントに行ってみることにした。もう一つのポイントにつくとまた何人か釣りをしている人に遭遇した。かなり高齢のおじいちゃん釣り師に近づくとその人は優しく餌と釣れた魚を見せてくれた。今度は、じゃりめのようなものではなく小さな幼虫のような、日本でいうミルワームのような餌を使っていた。
生粋のマケドニア人で、マケドニア語しかしゃべれることができなかったので英語ができなかった。パンと竿を見せて何とかジェスチャーで会話して、これでも釣れる?と聞くと釣れるよと言っていたので今度はこちらで釣りをすることにした。
パンをちぎり、さっき見せてもらった幼虫のみたいなやつに形を似せて整えて針につけた。おじいちゃん釣り師は、僕が投げていたところじゃなくてもっと奥の方に投げたほうがいいよとアドバイスをしてくれた。何回か投げるとあたりがあり、合わせてあげるとなんと一匹釣ることができた。
おじいちゃん釣り師に見せると、”ブラーボ”と言ってくれてうれしかった。師匠の言うことを聞いてよかったと思う。そのあとも、釣りを続けていると師匠は自分が使っていた幼虫をくれて、これで釣りをしてもいいぞと言ってくれた。それを付けて釣りをしているとまた、魚が釣れた。
今回は合計で2匹しかつれなかったが初めてにしては上出来だと思う。師匠が帰るのと同時に自分も帰ることにした。
最後に…
僕は日本にいたときも釣りが好きでよく友人と釣りにいっていたが、まさか北マケドニアで釣りをすることができると思わなかった。師匠はマケドニア語しかしゃべれなかったので、ジェスチャーで会話していたが、師匠によると自分が釣った魚は食べれないみたいなことを言っていた気がするので今回は逃がしたが、実は意外と食べれたかもしれないので次は釣って調理をして食べてみたいと思う。
餌も幼虫的なものが手に入れば、その日の夜ご飯はお魚定食になることは間違いないだろう…..笑
ではまた!!