みなさん、こんにちは。Writerityの「Kazu」です。
今回は、オフリド(北マケドニア)からアテネ(ギリシャ)に1泊2日で弾丸旅行が可能なのか実践した結果をお伝えしたい。しかし、ただの1泊2日旅行ではない。
それはなんと………..
旅行前日に、航空券、ホテル、PCR陰性証明書、ギリシャへの渡航者用フォームを準備して、出発するという超弾丸旅行である。
目次
いざギリシャへ!!
空港で抗原検査を受けて、金曜日の20時35分にいざ出発!
このチェックインカウンターの手続きは、毎回ドキドキさせられる。ネット上で調べた結果、観光客として入国できそうだが、確信はなく、コロナ禍でギリシャに行けるのか、一種の賭けだった。そして、空港で陰性証明書の発行するのに、PCR検査の方が確実だが、値段が圧倒的安い抗原検査で行きたかったので、賭けてみた。
経由地のイスタンブール空港に、夜中の12時10分到着。
イスタンブール空港は、シンガポールのチャンギ空港並みに広い。私は、日本から北マケドニアに来る最中に、この空港でトランジットをしたことがあったので迷わずにスムーズに移動できた。
そして、イスタンブールからアテネまでの航空機を待つため、7時間45分間寝て過ごした……
(2年前、ニュージーランドのオークランド空港でも寝て待ったことがあったので、空港で寝ることは朝飯前である。)
とはいえ、寝過ごしてイスタンブール空港に取り残される不安があり、夜中の3時や4時に1時間毎に目が覚めて、睡眠不足ではあった。そして、イスタンブール空港からアテネの便では、完全に爆睡していた。
寝てる間に、アテネに到着!!
X95のバス停でアテネ空港から、シンタグマ広場までのバスチケットを購入!!
そして、ついにアテネの中心部に到着。
きたー!!アテネは、冬でも北マケドニアに比べて暖かくて、最高だ。そして、スリに気をつけながら、とりあえずGoogleマップで現在地を確認し、近場のゼウス神殿に行ってみた。
私は入場料をかけてまで、近場で見なくても良いと思ったので、遠くからその柱の膨大なスケールに浸った。それにしても、神殿では最大級のものとはいえ、規模が小さく見え、破壊される前の完成体であり続けていた時代に生まれてみたかった。
そして、次は目玉のパルテノン神殿に向かった。
おーーー!!興奮が止まらない! もうこれだけ見れて、大満足。もう明日、死んでも後悔はない。
320ユーロ払って、アテネに来て良かった……………
神殿を見てる間に、お腹が空いてきたのでギリシャ料理を食べてみることにした。“Antica cafe-restrant”というカフェレストランで、ムサカとギリシャヨーグルト、パンを注文。
ギリシャの伝統料理について数年前に調べたことがあったので、ムサカという文字を見た瞬間、興奮が止まらなかった。ムサカは、チーズとトマトのコンビネーションが抜群で、またこのギリシャ料理を食べてみたいと思えるほどの美味しさだった。
そして、これがギリシャヨーグルトである。流石に、日本のヨーグルトのような甘さはなく、本物の甘みのないヨーグルトであった。
こちらのパンにつけて食べていたが、ヨーグルトの量がパンより多く、ヨーグルトだけ残り、後半は塩辛かった。
2日目は、石像を見たかったのでアテネ国立考古学博物館に行って見た。
私が行った日は、たまたま入場料が無料で入館でき、ラッキーだった。本来は、10ユーロほど入場するのに支払う必要があるようだ。
石像に惚れそうなぐらい美しい。神や女神の像を実際に見る日がくるとは……….
このような世界史の教科書で載っているような石像が多く展示してあり、紀元前に作られたものが多様な展示品が陳列されていた。私は、日本では休日に古墳を見に行ったり、美術館に行くのが好きなので、100%満足することができた。
しかし、展示数がツボから石像、エジプトのツタンカーメンの仮面のような展示品まで、数多くあり、のんびり全てをゆっくり鑑賞する時間はなかった。
地元の人がとても羨ましい……….
その日の昼食もギリシャ料理に挑戦して見た。こちらの料理は、”イェミスタ”と呼ばれているらしい。
日本から出国して、お米を食べる機会が全くなかったので、まさかギリシャ料理でお米を食べることができるとは…………..
日本ほど柔らかいお米ではこちらでは食べることはできないが、お米であることには変わりなく、美味しい。ピーマンにご飯を詰め込む発想はユニークだ!!トマトとピーマン、そしてライスのコンビネーションは抜群だった。
最後に、北マケドニアに帰る前にアイスを食べたくなったので、Googleマップで星5つのアイスクリーム屋さんに行ってきた。
アテネは冬でも、12度ほどあり、散策していると暑くなってきたタイミングでのアイスクリームは最高だ!!さらに、お値段が8ユーロや10ユーロぐらいするのかと思いきや、4.5ユーロで食べることができた。
ストロベリーとチョコレートのダブルを注文してみた。
美味い!!ストロベリーが濃厚で、チョコは甘すぎることない。ニュージーランドのいちご農園のストロベリーアイスクリームが一番優勢だが、これは今まで食べた中で、3番目ぐらいの美味しさかもしれない。
そして、夫婦でアイスクリーム経営されている店員さんも、紳士的な人で優しかった。
いざ北マケドニアに帰国!!
だが、問題発生!?
北マケドニア共和国のスコピエからオフリド行きのバスが、店が閉まる日曜日の上、夜の8時を過ぎていたため、バスがなかった。
状況を打破できそうな選択肢としては……
1.バス停で夜を明かして、早朝のバスに乗って帰る。(流石に明日の10時から業務があるから、間に合わない。)
2. スコピエで一泊して、帰る。(対して、1の選択肢と変わらない。)
3. オフリドから10km離れている北マケドニアの観光地の”Struga”に行って、10km頑張って歩く。
3の選択肢なら、間に合いそうだと思い、Strugaに夜中の11時30分に到着。
しかし、超寒い!!なんなんだ。この寒さは………..
アテネの気温に慣れてしまったせいで、ものすごく寒く感じる。これは歩いて10km帰れるとか考えてるレベルの話ではない!!
もう夜の12時を過ぎそうで、急いでホテルを探さないとまずいと思い、とりあえず寒いので、バスを下車して目の前のバー(実はバーでなく、 ”Imperial hotel Struga” というホテル)に駆け込んだ。
私は、話しやすそうな女性の店員に「ホテル予約するために、ここにいさせてもらっていいですか?」と英語で伝えたつもりが、「女の子が欲しい。」と勘違いされた。流石に女の人をこの状況で求めてない。(確かに夜の11時30分にホテルのバーに入って来る人は、怪しい。)
なんとか「ホテルを予約したい。」と伝え、「部屋空いているか、チェックして見る」と言われ、私はバーで「ご親切に泊まらせてくれる親切な人だなあ」と思っていた。しかし、「1部屋45ユーロです。」と言われ、 ”Oh, my god ”……
「待て、待て、待て。45ユーロは高いし、良いホテルに入ってしまったか。」と混乱した。財布を見ると、50ユーロはアテネで残ったお金があったため、「雪のある夜道を10km歩いて、風邪ひいて、治療費がかかるよりマシだ。」と思い、仕方なく支払った。
朝食付きで、最高のホテルなんだが、もうちょっと違う形でゆっくりと泊まりたかった。こんな複雑な気持ちで泊まるホテルは、初めてだ。
そして、こちらがホテルの朝食。ビーフシチューとパンを私は選んだが、他にもオムレツなどがあり、シチューの方が美味しそうだったので、選ぶに至った。
口に一口運んだ瞬間、笑みが溢れてきた。
昨日は、駆け込み寺のようにホテルに駆け込み、こんな美味しいビーフシチューに巡り会えて感動した。「待て。二週間前に食べに行ったチキンや魚のチョルバを上回るスープじゃないか。」と同時に思い、またいつか食べに行こうと思った。
Struga に来週行くはずだったのに、範疇を超えて訪問してしまったため、せっかくだから早朝は散歩に出かけた。
朝の9時30分オフリドにタクシーで到着。(30分程度で来れてしまった。泊まる必要性なかった………..)
そして、10時からWriterityの業務に戻った。(ちゃんとしっかりホテルで寝て、業務に支障なく復帰できたことはある意味ではよかったかもしれない。)
最後に、
なぜこんな旅を実践するに至ったのか…..
「行けるうちに、行っておこう。」という考えと、ギリシャに行きたくてたまらない思いがあった。私は、小学2年生の頃、ギリシャ神話の本を図書館で読んで、「いつか行けたら良いな〜」と思っていた。そして子供ながら、「オリンポス神殿」、や「ポセイドン」などの像に惹かれ、実際に見てみたかった。
そして、21歳になってその夢を叶えることができた。