初めまして。Writerityの「Kazu」です。
目次
なぜ、北マケドニアへ?
世界各国の中で北マケドニア共和国に来た理由は、『他国への好奇心』と 『海外で働く経験をしてみたい』という熱意だった。最初はほんの大学の春休みの時間を活かすために、インターネットでヨーロッパのどこかで労働経験が得られそうな国を探していたところ、Writerityが留学事業のアシスタントを募集しているのを発見し、応募したことがきっかけだった。
私は大学3年生の間、オーストラリアの大学のビジネスに関する講義をオンラインで受講していたが、プレゼンテーションで 『何かチームで外国人と一緒に取り組む』ことや、『チームマネジメント』に大変苦労していた経験もあり、どうにかそれをできるようになりたいという思いから、この北マケドニアに勢いで乗り込んでしまった。
その一方、「海外で活躍されている人」、「海外に在住している人」、「外国の方をチームマネージメントすることができる人」と聞くと、『かっこいい』、『価値のある人材』という印象を持たれる方もいると思う。私もその考えを持った一人だった。
さらに、『外国語』が話せると世界で働く上で大きく可能性が広がると思い、『現地の北マケドニア語も一緒に習得できたら一石二鳥ではないだろうか。』という考えで、北マケドニアに引き寄せられた。
しかし、それが私にとって大きな試練と成長の始まりだった。
北マケドニアで働くことは、容易ではなかった!?
第一に、この北マケドニアに来るまでが大きな壁だった。航空券や保険やビザの手配は自分で行っていたことはあったが、コロナ禍で常に最新の情報が求められて、困惑した。
特に、出国の際に必要な陰性証明書の書式等についての情報が不足していたり、本当にインターネット上の情報が正確かどうか吟味するために、直接日本の北マケドニア大使館に電話して確認を取ったりするほどだった。
さらに、東京から北マケドニアに来るまでの経由地(トランジット)のイスタンブール空港(トルコ)が広大であり、且つ、利用客も多くて大変混雑していた状況だった。東京からイスタンブールまでの飛行機の到着時刻が遅れていたため、スコピエ(北マケドニア共和国の首都)行きの飛行機に乗り遅れそうになり、かなり焦った。
北マケドニアに到着して2日目の初出勤日で、真冬なのに汗が出るぐらい疲労し、ベッドに卒倒する事件が起きた。
その日の午前中、現地の警察署に滞在届を提出に行ってから、夕食の食材調達をした後、肝心な『北マケドニア人と夕食の準備が思うように進まない』、 『一緒に仕事をする上で重要な現地の北マケドニア人と上手くコミュニケーションが取れない』ことが原因だった。
私は、今までアメリカ人やフランス人等の多様な国々の人たちと話したり、大学で英語は必須のレベルだったことから十分に学んでいたはずなのに、全く現地の北マケドニア人の同僚と話が弾まず、仕事がなかなか進まずに悩んだ。
到着初日にスコピエからWriterityの所有する住居のあるオフリドまでバスで2、3時間タクシーで数時間移動していた上、日本と北マケドニアの時差に対応できないことも大きな要因だった。
そして、今の自分を越えるため、これから以下の目標をこのWriterity Schoolで働くことを通じて達成しようと決心した。
1.現地の北マケドニア人の同僚と十分なコミュニケーションを取れるようにする。
2. マケドニア人とその文化や仕事の慣習(働き方)を理解する。
3.時間内で、効率よく仕事を完結させる。
4.北マケドニア語を学ぶ。
2番目の目標に関して、マケドニア人と上手くコミュニケーションを取る上で、マケドニア人の働き方や慣習をまずは可能な限り吸収できれば、1番の十分なコミュニケーションを取るという目標に直結できると考えた。
3番目の目標は、私はオフィスでブログを執筆したり、レシピ考案のための料理や留学事業の英語カリキュラムを作成したりすることとは無縁であったため、北マケドニアでの会社の社風に適合しつつ、仕事を労働時間内で完結できるようになりたいと思った。
最後の目標に関し、現地の人と親睦を深めるためにはやはり現地の言語を学ぶことも最短ルートではないかと思った。大変そうだが、学んでみようと思った。また、現地に到着して直ぐに北マケドニア語はロシア語とかなり類似した言語であると理解できたので、北マケドニア語も学習しやすいと感じ、挑戦しようと考えた。
昨年度の夏季休暇中、独学で勉強していたロシア語がまさかこんな場所で役立てるとは思わず、驚嘆させられた。
では、これから北マケドニアの多くの魅力を皆さんにご紹介できたら良いと思う。